2017年8月19日土曜日

魔法少女系かと思ってゴメンナサイ【触法少女】(感想)

「触法少女」とは「『法』に『触れる』ことをたけど、未成年なので、法で裁けない『少女』」のことだそうです...。 つまり、「少年犯罪」をとりあげた話です。

タイトルを見て、『表紙はラノベっぽくないのに、魔法少女系なのか』と勝手な勘違いをした無知な自分をぶん殴りたい...。

 
この作品をひとことで云えば、<ネグレクトされた少女の母親への復讐劇。

なので、ドロドロとしていて怖いです。
しかし、イキイキと犯罪計画をたてる彼女に対して、だんだんと切なさを感じていきます。もしかすると、彼女にとってはこの犯罪計画は「親子のコミュニケーション」でもあったのかもしれません...。物騒過ぎるコミュニケーションですけど...

最後は、モヤモヤしつつも、納得の結末です...。みんな自分勝手で、それが悪いことではあるけれど、悪いことばかりともいえない...。
 
事件の大部分については、犯人側の視点で、物語が進むのですが、推理する余地もあるので、ミステリーが好きな方にもオススメです☆

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