2018年3月4日日曜日

可愛い女の子が増えたわけですが...【怪物事変 4巻】<雑感&考察(ネタバレ注意)>

物語に入る前に、カバーの著者プロフィールで吹き出しましたwww
前作も今作も妖怪モノにも関わらず、ホラー映画が苦手とは...?www
毎回わざとズレたようなこういうネタが割りと好きですwww
 
また、幕間的なオマケページは、今回の織の話の制作話がガッツリめに書かれていました。こういうのがあると、本編が2度美味しい!
 
今回の本編は、織のお母さんの話の結末と、紺と夏羽の話です。

織の話が解決して、彼の妹、綾が仲間に加わったのですが、私的にはやや不満です...。
男キャラばっかりなのが、この漫画の個性だと思っていたのに...!

可愛い女の子が増えると、晶くんの出番が減っちゃうじゃないですか!
それに、夏羽くんの取り合いが始まって、ハーレムラブコメのような雰囲気に...
ハーレムラブコメは、あんまり好みじゃないんだけどなぁ...と思ったけれど、紺の泣き顔が可愛かったのと、隠神さんオチで満足しました!(笑)

オマケページで、キャラの成長について書かれていたけれど、夏羽はきっと扱いづらいキャラだと思います。
感情の起伏は少ないし、常識的な感覚ではないし、けど、そこが魅力でもあるし...。

そんな夏羽を敢えて使って、愛や恋を表現する際に、彼を映す鏡のようなキャラが紺ではないかと、今回感じました。
綾ちゃんにベタベタされても、微動だにしない夏羽と対照的に、動揺して、感情的になる紺。そんな彼女を見て、心配する夏羽...。

綾ちゃんとは異なり、怪物屋の仲間ではなく、あくまで敵陣営のキャラクターだからこそ、夏羽との独特の距離感が生まれ、彼の鏡となっているのだと思います。


また今回、本編でもオマケページでも触れられなかった綾の父親が、私は気になります。
いろんな怪物と組さんを「交配」した中で生まれた綾ちゃんですが、他の弟妹たちと違い、人と見分けがつきません。それどころか、織と凄く似ています。
異父兄妹だから当然とはいえ、普通の兄妹のように似ています。
また、組さんが隠されていた泉は、彼女の好きな水芭蕉が群生していました。

この2つから、私は綾ちゃんの父親は蓼丸昭夫ではないかと思いました。
彼が父親なら、彼の兄が父親になる織と似ているのは、尚更、自然です。兄弟なら、遺伝子的に凄く近いのですから...。
水芭蕉は、組さんへの昭夫叔父さんからの好意ではないかと思っています。
組さんの気持ちが水芭蕉を集めたという可能性もあるけれど、私は昭夫叔父さんが組さんを隠すときに、水芭蕉が群生している場所を選んだ、もしくは後から植えたのだと思います。
他に、感情的になった彼が組さんを呼び捨てにしていたことや、綾ちゃんへ少女趣味な服を与えていたことも、彼が無意識のうちに父親としての感覚を持っていたからのように思えるのです。
本人は怪物をモノのように、考えているつもりでも、二人を大切にしたい気持ちが何処かにあったんじゃないかと...。

ただもし本当に彼が父親だったなら、今回の話は終わってないことになります。
野火丸が昭夫叔父さんを始末してしまった今、 モノのように扱われた綾ちゃんの想いはどうなるのか。
また、綾ちゃんと遺伝子的に凄く近いなら、織にも「金の糸」としての力があるのか?

夏羽と紺、織と綾ちゃん兄妹の二組は、今後の展開で要注目です!!!
あと、最近出番が少なめな晶くん...
今回、ちびっちゃってドンマイだったwww
そろそろ彼の過去話もありそう!
お兄さんが強敵として、登場すると思うのですけど...。まだ先かなぁ...?

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