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タイトル通りの「愛」の短編集。
第131回芥川龍之介賞候補、第26回野間文芸新人賞候補、
また、第2回大学読書人大賞受賞作品でもあります。
「智恵子」「柿緒」「佐々木妙子」「ニオモ」の4人の
女の子への想いを抱えた4人の男の子の話です。
柿緒だけ3話あり、計6話の短編の中で、
いろんな「愛」が描かれて、いろいろと考えさせられました。
どの話も「死」がともに描かれていています。
<失ってから、初めて気づく>「恋」と同じく、
「愛」も別れのそばでこそ、強く意識するものなのかもしれないと感じました。
そして、「恋」と同じように、自分勝手で、
独りよがりなものなのかもしれません。
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