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2026年8月19日水曜日

ハラハラバトル:ダークギャザリング【16巻雑感】(ネタバレ注意)

バトルすごくて、めちゃくちゃ引き込まれました。
卒業生の中でも、味方側な自刃童子、黒阿修羅、鬼軍曹か好きなので、めっちゃ応援しながら、読んでました。
だけど……。

特に、黒阿修羅がんばってたし、辛い。
ロボバトル感もあり、かっこいいんですが、子どもを戦わせている辛さがあります。しかも、一生懸命だし……。よくがんばったね

鬼軍曹はあいかわらず、ただでは転ばない男。何かしら爪痕のこす退場をするので、強い!

それから、ついに正体が明らかになる過渡期の御霊!
やっぱり平将門でしたね!
民のために戦い、亡くなった人だからこそのあれ。すこしFateのイスカンダルを連想しました。登場というか、神様に攻撃するシーンみて、王の軍勢(アイオニオンヘタイロイ)を思い出しました。

でも、神様はまだ負けてないよね……!
次巻も楽しみ♪

2026年2月1日日曜日

まだ続きを読みたい…!!!:僕の部屋のユウ子さん【2巻雑感】

幽霊の女の子との同居モノ、第2巻。
恋愛モノのようながらも、死者と生者という関係性ゆえの揺れがあって、恋愛というより親愛のようでもある雰囲気が好きです。
「恋は下心、愛は真心」のネタはまさにその部分とも言えるのですけど、そう言ってしまうと多少語弊がある。
ただ間違いなく、カンナはユウ子に愛があって……。
いろいろ考えた末のあのラスト。このまま完結というのも美しくはあるのですけど、正直、続きを見たい……!
まだまだ描かれていないものがある気がして……
と、検索していたら、まだ一応完結ではなさそうでした!うれしい!
ハッキリはわからないけど、続く可能性ありそうで、今後を楽しみにしたいと思います!

何度も噛み締めちゃう:出禁のモグラ【10巻雑感】(ややネタバレ注意)

アリス編解決した…。
要は、フユミちゃん自身が自分の中で解決できた、ということで、とてもいい話だったと思う。犬飼家との絡みのバランスもすごく綺麗だった。
3月ウサギと気狂い帽子屋がキメたのも、よいけど、個人的に好きなのは、シャベルちゃんが歌っていた歌。フユミちゃんがシャベルちゃんたちを大事に思ってたんだな…って。優しい子だったんだよね。
シャベルちゃん達を避難させるときも嫌がっていました…。
彼女のことをじんわり考えて、泣きそうになってしまう

あと、クリスマス回。
「鼻面で引っ張るトナカイ」は、自分もやらないように気をつけたい……。
あと、八頭が標準なのも知らなかったー!覚えとこ

2026年1月30日金曜日

納得と…:出禁のモグラ【9巻雑感】(ややネタバレ注意)

モグラの正体明らかになる9巻!
その79話で、びっくりする真木君たちの前で、自分の手(死体)に「うぇっ」てなっている顔がいいなって思いました。

あと、その後、80話の展開なんですけど、あれじゃ身体の乗っ取りじゃありません???いいの???そういうことしちゃうの???
まぁ、神様だしって気持ちもあるけど、モグラそんなことしちゃうんだ…ってガッカリ感もあって…。
とにかく、10巻に期待!

あと、しおちゃんち、もとい犬飼家はやはり良い。霊の女の子の環境と全く違うけど、その上で犬飼家が舞台になってる良いな…。

2026年1月29日木曜日

優しくて泣いてしまう:僕の部屋のユウ子さん【1巻雑感】

高卒で働く青年と彼の部屋に憑いている女の子の幽霊の話です。
柔らかく優しい絵のタッチに惹かれて読み始めたのですが、お話も優しくて、泣いてしまいそうになります。
現場で働く彼と幽霊の衝突から始まり、何となく仲良くなって……。
あと、ラストの展開にはめちゃくちゃびっくりしてしまった。2巻が楽しみ…

2026年1月28日水曜日

しおちゃんだから安心してるけど:出禁のモグラ【8巻雑感】

犬飼家に謎の霊が来た……
前半のお祭り編もワクワクしたんですけど、今回のは何とも不穏で楽しみ…!
しおちゃんたち犬飼家の人たちは、バリバリの陽な人たちだから、何とかなるのだろうという安心&コメディの期待と、「陽の人たちの中でもこれだけポルターガイスト起こしまくるのヤバくない?」という不安が入り混じって、ドキドキします!やはり江口先生、展開が上手い…!
虐待系の話も混じるのかな…それをこの仲良し一家の話でやるのもなかなかだし、どれもこれも意味深に思える…!続きが楽しみー♪

2024年8月18日日曜日

ホラーに日常、ラブとコミカルも:令和のダラさん【〜39話までの雑感】(ややネタバレ注意)


4巻は33話まで掲載で、WEBでは初回無料で令和6年8月18日現在、39話まで読めます。
令和のダラさん―カドコミ
“禁足地の下半身蛇の女性の怪異”ということで、10年くらい前のネット掲示板を思い出し、懐かしく読み始めました。

2018年11月3日土曜日

シリーズの節目的な1冊【あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続】《感想(ネタバレ控えめ)》

「三島屋変調百物語」の第5弾です。
1冊だけでも分厚いですが、中は短編で、 時系列順に全て読むのが、一番だとは思いますが、全作を読まなくても楽しめるのが、このシリーズの特徴だと思います。
ですが、

2018年7月31日火曜日

私好みな“怖い”アンソロ【だから見るなといったのに】感想(ネタバレ注意)

9人の作家さんによる「怖い」話です(一人だけはイラストレーターの方なので、1つはイラストです)。
全貌が見えない噂のような話から、作り込まれた話、また、怖いというより切なかったり、虚しかったり...9人9様の作品です。

2018年7月22日日曜日

「怪物」のホラーも...【泣き童子 三島屋変調百物語三之続】

三島屋シリーズ第3弾!
事始から一年経ったところから、お話は始まります。
私は2巻の「あんじゅう」を飛ばして読んでしまったので、知らないキャラが何人もいたのですけど、それでも、楽しめるようなお話でした。
2巻では、おちかちゃんに殿方が現れていたようで、3巻でもいろんな気持ちで板挟みになりながらも、前に進もうとする彼女が愛しいです。
今回、タイトルに「童子」とつくように子どもの話があるのですが、私は怪物の話が印象的でした。
「怪物」というと物々しいですが、いわば「人の形を離れたような暴力的」なものです。
今までは、1巻は人の心やそこに巣くうようなゾッとする話だったのですが、この3巻では、「災厄」のような圧倒的な「暴力」を持った話も登場します。
そういったことは、人の心に対する恐怖とは全く異なるものです。
宮部みゆきさんはそういったホラーもかかれるんだなぁ...と感嘆しました。
描写や表現もいろいろと工夫が富んでいて面白かったです。
特に上述の「怪物」の話の1つは、語り方に一癖あるものの、読みづらくはなく、楽しかったです。
また、最後の「節気顔」を聞いた後のおちかちゃんの心境の変化が好きです。
世の中のいろんなことは、善悪で言い切れないことばかりだと思います。
特にあの「商人」は「善悪」ではなく、「中庸」であるために、それがより顕著なのではないかと思いました。

2018年7月10日火曜日

いろいろ詰まった怪談【おそろし 三島屋変調百物語事始】<感想(ややネタバレ注意)>

ただ怖いだけのホラーは個人的にあんまり好きじゃないんですけど、これはそんなことなく面白かったです!
特に印象的なのは、着物の描写です。
おそらく江戸時代の話かと思うのですけど、主人公や周りの人々の着る着物の描写が凄く丁寧で、凄い...。
場に応じた柄や色使いや、柄に込められた意味...。
興味なかったけれど、面白かったです!
今も着物の文化が残っているのはこの奥深さなんでしょうね...。
肝心の怪談部分は、伝奇的な怖さより、人の怖さが強く、多角的な意味合いもあり、私好みなお話でした♪
ただその中で、特に怖かったのが、鏡の話です。
ハッキリとは語られていなかったけれど、市太郎さんの行動は姉のために妹を犠牲にする行為で、軽い狂気を感じます。
死後、反省してるんだろうか...。
おちかの「お福さんは~」という台詞は彼らの反省を信じての言葉だったのだと思います。

2018年4月30日月曜日

五人五様の伝奇アンソロ【宮辻薬東宮】<感想>

宮部みゆきさん、辻村深月さん、薬丸岳さん、東山彰良さん、宮内悠介さんの5人の人気作家さんによる伝奇系アンソロジーです。ホラーだったり、ミステリだったりするけれど、どれも伝奇系です。
タイトルは、作家さんたちの頭文字からのようです。
5人中4人は、好きな作家さんだったので、手に取ったのですが、面白かった!
アンソロジーは、ハズレもあるんですけど、これは大当りでした。

薬丸岳さんの作品は初めて読んだんですけれど、凄く読みやすかったです!誰でも楽しめるエンターテイナーな作風という印象を受けました。
他の4人期待通りいや、期待以上の作品でした。あとがきにて、宮部さんは満足のいく出来ではないようなことを言われていますが、ファン的には大満足です!
あとがきは各作品ごとについているのですが、作品とは異なる作家さん自身の雰囲気が出ていて、なんだか可笑しかったです。
また、東山さんと宮内さんは、他の作品と少しリンクしているのも見所です。宮内さんのこのラストで締めるというのが
、何とも美しいです。

2018年4月3日火曜日

語り手の正体への考察【淵の王】<感想&考察(ネタバレ注意)>

舞城王太郎作品らしい、よく分からないけれど、地に足のついたような現実味もある作品です。
「愛」と「女の子」をテーマにした作品が多い印象ですが、今回はそれに「悪意」や「呪い」のようなネガティブなモノが加わっています。
よく「愛」の裏返しとして描かれる「憎しみ」のようなものではなく、「愛」とは関係のない「悪意」です。
 
また、今回は語り手が、誰だかよく分からない。それどころか、どうやら存在していない存在のようです。
3人の主人公による3つの話から構成されているのですが、主人公ごとに語り手も別々です。
ただし、語り手は主人公を含むどの登場人物とも会話せず、ただ主人公達のことを常に見守っています。
私は、最初ストーカー的な人かと思って、ドキドキしていました。
結局、最後まで明言はされていないのですが、私はそれぞれ次の話の主人公がその存在になっているのではないかと思います。
1番目の中島さおりの話のときは2番目の話の堀江果歩が、果歩のときは3番目の中村悟堂が、そして、悟堂のときはさおりだったのではないかと思うのです。
そう考えると、いくつか納得のいく部分があります。
まず、1番目の語り手は、何故かさおりの知らない本についても知っていました。さおりを通じてしか世界と関わっていないハズなのに...。一方、果歩はいくつかの文学作品に触れています。
次に、2番目の語り手は、最期に「自分が引き継ぐ」「闇を食う」と言い残しています。3番目の話で、この闇の黒幕らしき人物は、その後の主人公、悟堂によって倒されます。
その倒す前、物語の佳境に3番目の語り手が、悟堂を連れ、「光の道」を通ります。「光の道」とはさおりが口にした言葉でもあるのです。
もしこれがあっていれば、果歩の話のワンピースの女性は、さおりなのかもしれません。さおりを好きだったから、もしくは彼女の「功績」を伝えようと無意識に描いていたのかも...。
主人公の死を表現するように、消えていくのが、悲しかったけれど、もし私の考察があっていれば、少し救われる気がします。
時系列的に、違和感を感じるかもしれませんが、それについては、2番目の話にて、広瀬くんが言った「本に書かれたモノ」ということなのでしょう。
 
また、このときの広瀬くんの豹変に関しては、黒幕らしき「上半身裸の男」の影響だろうとは思いますが、こちらは確信はないです。グルニエの件を含めて、2番目の話は、少し難しい...。
3番目も「怖い話」の部分が割りと本気で怖いままだったり、斎藤さんが再婚相手の名前を隠したり、斎藤さんがかなり謎ではあります。謎というか、深く考えると、怖い...。悪い人ではないと思うのですけど...。
 
舞城王太郎作品は、抽象的なイメージだけれど、今回は結構理解出来た気がします!
よく分からない部分の説明や、私の考察とは別の意見のある人は教えてくれると嬉しいです。