2017年11月25日土曜日

悪者なんて居ないのかも?【ヴァニタスの手記 4巻】<雑感(ネタバレ注意)>

4巻は、3巻からの引き続きの狩人の地下編と、その後のジャンヌとヴァニタスのパリデート編ですよ!
ジャンヌちょろ可愛かったwww
でも、呪い持ちの疑惑や、次回予告の雰囲気的に、そろそろ死んでしまうのではないかっていう不安がある...。そう思うと、今回のデートが切ない...。ヴァニタスとの会話が辛い...。美しいけど...。
...おのれ、ルスヴン卿め!
今回、彼が(今のところは)黒幕と分かって、結構ショックだった...。ダンディで結構好きだったのに!
ただ、自分勝手な悪役というわけではないところが憎めない...。彼も吸血鬼を守るために、暗躍してるようだから...。
逆に、ドクターモローは自分勝手だけど、憎めないwww好奇心に正直過ぎるマッドサイエンティスト!前作、Pandora Heartsのイスラ=ユラを連想するコミカルさwww酷いヤツなことには、変わりないんだけどね...
とにかく、望月淳さんの作品のキャラクターは、全員どこかいとおしい...。敵役ですら、魅力的なのです!どのキャラも奥行きがある気がする...。
狩人のローランも、天然で明るいネジがぶっ飛んだキャラだけど、ぶっ飛び具合が深い...。最初は、自分の正義に狂信したキャラかと思ってたけど、それだけじゃなかった...。
上手く言えないけど、とにかく、望月淳作品のキャラ好きです!!!
 
あと、今回はフランスが舞台なんですが、どうやら、エッフェル塔の代わりに太陽の塔が建てられた世界のようです。ここも話に重要になってくるのかなぁ...。こういう現実とは、別の平行世界というような設定好きなので、ワクワクします!

ファットガム組大活躍!【ヒロアカ 16巻 「烈怒頼雄斗」】<雑感(ネタバレ注意)>

副題の「烈怒頼雄斗」こと切島くんを含むファットガム事務所の3人が活躍する巻!
環先輩も普通に強かったけど、ファットガムが...かっこよかった!
痩せたら、イケメンとかズルいwwwそして、ちゃんとキャラ変わらず、コミカルなの好き!!!www
あと、途中で切島くんの中学時代の回想があるんだけど、泣ける...。
切島くんは熱い漢なイメージが強かったけれど、ヒーローに憧れる「普通の男の子」だったんだなって...。
あと、芦戸ちゃんが良い子!カプ厨的には、この二人の関係をもっともっと見たいです!!!

それから、カバー下は敵連合の出向コンビのセクシーショット!アメコミの悪役っぽくて、凄く絵になる...!
今巻では出番が無かったにも関わらず、担当の障子くんが、次回はルミオ先輩がファントムナメスって言ってたけど、
ファントムって誰だっけ...?手品の人?治崎に片腕消されたのに、今度はルミオ先輩に鞣されるの?可哀想!って思って、ググったら、
全然そんなことなくて、ネタバレ喰らったwww
因みに、手品の人の名前は「Mr.コンプレス」だった...

ハリポタを連想する王道ファンタジー成長譚【とんがり帽子のアトリエ】<紹介>

魔法に憧れるけれど、魔法使いではない主人公が、ある事件をきっかけに、魔法の世界に入っていき、仲間と共に成長していく話です。
王道的なファンタジー成長譚で、私はハリー・ポッターを読んだときのドキドキワクワク感を思い出しました!実際、ファンタジー成長譚ってことぐらいしか、共通点はないんですけれど...。ただ、ファンタジーが好きなら、必ずハマる作品だと思います。
まず、魔法の設定がしっかりしています。物語の中で重要な部分でもあるので、ここでは詳しく書きませんが、「こうすると、魔法が発動する」というルールがあることで、魔法が夢物語の中のものではないように思えます。
そして、それが物語の中の人間関係をよりドラマチックにしてくれます!この作品は、主人公と仲間たちとの関係がリアルなのです。特に、2巻での主人公と仲間との「衝突」が好きです。正確には「衝突」というほどのことではなく、パニックの中で、つい本音が出てしまい、気まずい雰囲気になる場面です。こういう状況は、現実の学生生活でも経験したことがあるような気がして、懐かしいようなワクワクする気持ちになりました。(ファンタジー世界のようなパニックは経験してませんけれど!)
また、作者の白浜鴎さんはアメコミ系の仕事もされていた方で、絵も綺麗です!2巻は資料集の付いた特装版もあるので、見つけた方は是非に!私は特装版で買いました!!!少し高くなりますが、この作者の絵が好みなら、後悔はしません!

2017年11月24日金曜日

キャラの描き分けと魅力【ダダダ 1巻】<感想(ネタバレ無しめ>

ボクシング漫画です。
私はボクシング好きなわけじゃないけど、書店で何となく気になって、買っちゃいました。どうやら、作者も経験者だったりするわけではないようですが、面白かったです!
この作品は、キャラの描き分けが凄く丁寧なトコ魅力です!マンガ的な個性的なキャラではなく、現実的な特徴で描き分けられています。なので、主人公もヒロイン(っぽい女性)も美形ではないです。ただどこか魅力的で、それがリアルだなって思います。
芸能人のように綺麗な顔立ちというわけじゃないけど、カッコいい人っていますよね?そういう雰囲気のある登場人物たちでした。
ヤングアニマル増刊"嵐"の連載作品ですが、マンガparkでも連載されてるようなので、気になる方は是非...

2017年11月19日日曜日

紺がホントに可愛い...【怪物事変 3巻】<感想(ネタバレ控えめ)>

表紙が紺だけど、あらすじ的には出番少なくない...?
と、思ったそこのあなた!

出番少なくないのに、表紙にいることに違和感ないくらい、3巻の紺は可愛いので、読んでください!!!

2017年11月15日水曜日

享楽的な一家の「明るい小説」【ボージャングルを待ちながら】<感想(ネタバレ控えめ)>

陽気で享楽的な毎日を送るある家族の話です。日本人の感覚では信じられないような常識離れした楽しげな日常が、一家の一人息子と父親視点から描かれています。
あとがきにて訳者の金子ゆき子さんも書かれていますが、この二人の視点の微妙な「ずれ」が、この作品の魅力です。この「ずれ」の部分はフランスの言葉の独特の言い回しを知れる部分でもあるので、そういう意味でも面白かったです。
主人公の男の子はとても優しくて、賢い子なんですが、ユーモアまみれの父親の言葉をそのまま受けとるような素直さもあり、とても可愛らしく感じます。そして、この子どもらしさが彼の優しさと賢さを引き立て、物語をより切なく、より美しています。
フランス本国では、数多の賞をとり、今年の7月には舞台化され、映画や漫画化も企画されている作品です。邦訳本は今年の9月に刊行されたばかりで、まだ日本ではあまり知られていないようです...。次回作は、今回とは違い、「ごつごつした」話で、二人の男性が主役の塩田を舞台とした作品だそうです。BがLな話もあるんだろうか...。凄く楽しみです!!!

2017年11月5日日曜日

新しい環境に期待しちゃうあなたに...【社畜の品格】<感想(ネタバレ控えめ)>

社会人3年目の銀行員の男性が主人公のラノベです。
進学や就職で環境が変わる度に、周りに期待しつつも、立場は変わらず、開き直っている彼に対して、最初はイラっとさせられました。でも、本庄さんとの仕事の中で、見えてくる彼の優しさが見えてくる展開はよかったです。社会人に限らず、変化を求める人へのエールを送る作品だと感じました。
ただ、タイトルの「社畜の品格」の「社畜」要素がちょっと少なく思います...。確かに社畜とも言える主人公だけど、物語の中で、重要なのは「社畜」じゃない気がします。

2017年11月2日木曜日

新キャラが天使【折原臨也と、喝采を】<雑感(ネタバレ注意)>

前回はちょっと「映画」っぽいかんじだってけど、今回は「舞台」な感じでした。異様に「舞台」に拘るキャラも出てくるのですが...。ちょっと彼は拗らせすぎてて、痛すぎたwww
 
今回登場の新キャラで、臼原ユウキが良い人過ぎてヤバかったです...
前作「~夕暮れを」で登場した大男、臼原歩美の身内、義母になるんだけど、再婚でメチャ若い!そして、純真万欄、なのに母親ぶる!というかなり人気出そうなキャラwww
でも、なんか憎めない、折原臨也シリーズの良心的なキャラです。彼女の登場で、臼原の好感度が上がったwww
というか、私もアユミちゃんって呼びたいwwwユウキさんのことになるとちょっとペースが乱れるアユミちゃんがマザコン可愛いwww
もう一人の新キャラ、黛彩葉も良いキャラ!個人的にはこっちの方が好きです。強いのに、天然が入ってる感じが少しセルティにも似てる...www
彼女がバーテン服で、アユミちゃんたちと行動を共にするっていうことは、今後臨也の天敵サイドになるのでは、ないかと予想してます。ユウキさんと彩葉ちゃんが良い人だから、余計に対称的で面白くなりそう!
そして、白夜丸さん...。なんか普通に優秀な実業家って感じで、SHの彼と同一人物とは、思えなかったwww
あと、博多豚骨ラーメンズのメンバーが意外とたくさん出てきました...まだ読んでないのに!!!これは早急に読まねば...!アニメ化までには読みたい!