「世界は密室でできている THE WORLD IS MADE OUT OF CLOSED ROOMS」感想
舞城王太郎作品の女の子は、
どこか狂っていて、自分勝手で、涙もろくて、強くて、
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そしてちょっとエロくて、何より優しい...
とても魅力があるキャラなんだけど、
今回は特に素敵だった...!
魅力的女の子を思春期の男目線で語る中で、
愛とか恋を描かれている作品が多いように思っていたけれど、
今作は魅力的などころか、<ヤバイ子>なんだよ!!!
その彼女に対する主人公の対応を見て!!!
主人公目線でストーリーが進むので、
つい見逃しがちだけど、主人公の友紀夫もスゴく賢くて、優しい子なんだよ!
今作は愛だけでなく、友情も見所!!!
青春エンタメ且つ、タイトル通りのミステリ要素も強いので、
今回は死を側に見せつけられる凄く心に迫るものもある...
そして、2002年に発売された作品にもかかわらず、
同性愛や両性愛が取り上げられていたのも衝撃だった...
こういった問題に寛容なのは、
ここ数年の話なのかと思ってたけど、
東京の方ではもう10年以上前から割りと普通だったのか...!!!
こういった複雑な心理描写とかだけではなく、
男子中学生らしい葛藤もしっかり描かれてるので、現役男子中学生にもオススメ☆
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