2021年11月15日月曜日

流してしまうようなすれ違い:はにがれ【7巻 感想】

 
帆波先輩と小夏のすれ違いの結末についての話です。
誰しも心当たりのあるようなちょっとしたすれ違いです。
それがきっちり描かれているのが、私は何だか嬉しかったです。
お互いに心に秘めて、自然と疎遠になりかねないものだったと思うんですが、先輩がしっかり向き合おうとする様は見習わなければならないものだと感じました。

スマホを渡すことで、先輩の気持ちを表している場面も好きです。

そのあと、お父さんとの関係についても描かれます。
この構成により、彼女たちの成長が際立つように思いました。
帆波家もなんですが、学園モノでありながら、子ども同士の関係に限らず、親との関係もしっかり描かれているのが、リアルでこの作品の好きなところです。

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