2019年6月18日火曜日

『異「食」』なだけでなく、おねショタが最高:あの人の胃には僕が足りない【1-2巻感想】

天然系おねえさんとショタ系中学生、
しかも、おねえさんは人外の食いしん坊で、ショタは料理上手
かつ、その人外ホイホイな匂いの体質持ち!

「ワタリ」という妖怪みたいな存在が出てくる怪異譚でありながら、おねショタなラブコメです。

1巻の帯の『異「食」の怪異ラブコメ!!』
っていうキャッチコピーが凄くぴったりで好きです。



怪異とおねショタのどちらかに偏ることなく、調和していて、かつそれぞれの良さが薄まることなく、しっかり描かれているので、怪異ファンタジー好きにも、ラブコメ好きにも、オススメです☆

2巻まででは、まだ「ワタリ」という存在は謎だらけな上に、人と「ワタリ」の間のバランスをとっているらしき「管理人さん」と「お手伝いさん」が飄々としていて凄くミステリアス!
「ワタリ」については、主人公同様よく分からない読者からは、凄く謎な二人なのですが、独特のキャラで凄く魅力的です。
ミステリアスでコミカルなだけでなく、シリアスな場面もあったりするのも、見所です!

そして、おねショタ!
私は別におねショタ好きでもなんでもなかったのですが、この作品で「おねショタも良いものだなぁ」と思いました。
少年漫画のおねショタは、ナイスバディな年上おねえさんの過剰なスキンシップ!というイメージが強いのですけれど、「あんまり現実味ないし、ホントにいたら、ちょっと気持ち悪い」と思ってました。
性別が逆になっているだけで、セクハラおじさんと同類な気がして...。
でも、この作品のおねえさん、もとい、満腹先輩は人ではありません。
なので、過剰なボディタッチは、天然というより、人の社会への不馴れさから。
そこが、私的には受け入れやすく、また、いろんな葛藤の生まれるポイントでもあるので、楽しめたのかなぁと思ってます。

そして、主人公の舟次くんが可愛い!
可愛いのに一人称が「俺」なトコとか、先輩にメロメロなトコとか、料理上手なトコとか、素直で周りへの思いやりに溢れているトコとか、か弱くていつも一生懸命なトコとか、いろいろとスッゴく可愛いのです!
読んでいて。ニヤニヤほっこりドキドキする作品なんですが、良さを上手く言葉にしきれないので、 是非読んで見てください!
モーニングの公式サイトにて、試し読みできます

ちなみに、最新3巻は明々後日の6/21発売予定です !

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