2021年1月4日月曜日

戦争時の内面描写丁寧で...:蜘蛛ですが、なにか?【12巻 感想】

面白かったけれど、逆によく分からなくなりました。

今回、いろんな人の視点から、戦争が描かれます。
それぞれの視点の違い面白いし、「やっぱり戦争良くないなぁ」という感想に落ち着くのですが、
主人公の立場が、戦争を引き起こしている側なこともあって、作品が何を描こうとしているのか、少しよく分からなくなりました...。
というか、戦争の中での登場人物達の苦悩や葛藤が、面白かっただけに、戦争の理由としている『システムのためのエネルギーを人族と魔族を殺すことで回収』っていう設定が要らなかったような気もしています..。

『禁忌』に触れた主人公達の理屈も分かるけれど、今回凄く丁寧に戦争に巻き込まれた人達の心情が描かれていたので、何だか『戦争』以外の道はなかったのかなぁと思いました。
もしかして、そう思わせることが作者の作戦だったのかな...。

いろいろと考えると、描かれてる世界が壮大でよく分からなくなってしまいました...。
とりあえず、ゆっくり楽しみながら、考えようかなと思います。

今月から始まるアニメは、どのあたりまでやるんでしょう?
2クールなら、魔王登場するところあたりでしょうか。

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