2017年6月3日土曜日

ファンタジーでない成田良悟作品【オツベルと水曜日】<感想>

デュラララやバッカーノなどの同じ世界だけど、ファンタジーではないミステリー作品!
ややアンダーグラウンドな世界であり、善と悪がハッキリしているような、混ざっているような、なんとも言えない感じが現実的で非現実的でした...。
 
私はデュラララをアニメで見ただけですが、知っているキャラがチラチラと出てきて、ちょっと嬉しかったです。
同じ作者の別作品のキャラが登場すると、知ってる人に再会したような気がします。

他の成田良悟作品を知らなくても、楽しめる内容だと思います!
ミステリアスな登場人物、芸能からオカルトまで扱うゴシップ誌、10年前の事件を発端とする殺人事件...と濃厚な設定。
そして、宮沢賢治の「オツベルと象」という近代作品をテーマにするという、凄く私好みな作品で面白かったです。
ただ私は「オツベルと象」は読んだことがなかったので、読んでみようかと思っています! 

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