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前回から続いてたエンデヴァーとホークスの、vs脳無戦は前半で決着して、後半からは、雄英の生徒たちに話が戻ります。
A組vsB組の合同戦闘訓練です!
心操くんの再登場や、ワンフォーオールの謎が絡んでたり、B組メンバーの出番が多かったり...と、かなりワクワクする展開なんですが、ここでは、前半のエンデヴァーについて、感想を...。
今までエンデヴァーは、家族を省みない、抑圧的・暴力的な父親だったけど、息子の轟くんの成長や、オールマイトの引退を受けて、考えに変化が生じる...といった部分が描かれていました。
また、No.2に恥じない実力を持っていたにも関わらず、世間からの人気もいまひとつ...。
しかし、今回そんな彼を応援するファンが登場します。
家族とは異なる、ファンからの視点により、ヒーローとしてのエンデヴァーが肯定的に描かれます。
まず、前回から登場していたガチ勢の「見ろや君」もとい、為田くん。
「見ろや」のシーンに、私は泣いてしまいました。
冬美姉さんの言葉の後だから、なおさら...。
エンデヴァーの怖いイメージは、必死さの裏返しで、世間では人気がなくとも、彼の奮闘を応援している人もいるんです。
ホークスもその一人です。
エンデヴァーのファンだったのではないかと私は思っています。
エンデヴァーの不器用さを理解しているだけでなく、回想シーンでエンデヴァー人形を持っていたのは、ファンであることの暗示かと思います。
ホークスの敵連合の二重スパイな伏線について、違う展開で明らかにされた方が面白かったようにも、思ったのですが、エンデヴァーとの関係があるから、すぐに明らかになったのかなぁと思っています。
エンデヴァーは、ただ力を求めていたのではなく、ヒーローとしての強さを求めていたのでしょう。
それが、不器用故に周囲に伝わらなかったのだと思います。
それでも、家族を傷つけていた過去を今回の話で水に流さないのも、この話の好きなところです。
家族である冬美姉さんがエンデヴァーのことを理解しているのが描かれていることで、為田くんのエンデヴァーに対する肯定的な視点が受け入れやすかったものの、轟くん達の過去が精算されるわけではありません。
だから、夏兄さんも轟くんも許してない。
それでも、今度はそこに対して不器用ながらも、向き合おうというのが、これまでの展開を経たエンデヴァーの変化で、最後の彼の顔はとても逞しい。
父親らしさも秘めていて、凄く好きです。
轟家の話はもうしばらく続くと思いますが、今後、今回名前の登場した「燈矢兄」が重要になりそうな気がします。
以敵連合の荼毘が轟家の関係者疑惑がありますが、この「燈矢」が荼毘なのではないかと思っています。
今回、エンデヴァーと荼毘の対面時、エンデヴァーの視界がボヤけていたというのが、「燈矢=荼毘」に気づけなかったという理由の伏線ではないかと思うからです。
他にも、スナッチの言葉を回想した一人言を含め、悪人とは言い切れないような雰囲気を覗かせるので、燈矢でないにしても、荼毘は本当は良い人なんじゃないかと少し期待しています。
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