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花子くんは短編の方は、まさに本編の原型でした。
絵のタッチは本編の方が可愛いくて、短編の方がやや少年漫画系です。
七不思議のメンバーとか、花子さんの先代や先々代の話とか、花子さんの今まで破った掟とか...。
もっと読みたくなるような部分がいっぱいある作品でした。
ただ、だからこそ本編の花子くんがあれだけ面白かったのだと思います。
花子くんの1話は、新連載の1話にしては凄く完成度が高い(面白くて、綺麗で、メッセージ性もあり)なぁと感心してたんですけれど、それだけ練り込まれた作品だったからなんだと、改めて感心しています。
そして、デビュー作の「愛しのリビングデッド」。
こちらは個人的に私の好みドンピシャな重々しい展開でした。
私は、「ご都合通りのハッピーエンドなんて糞食らえ!」と思うタイプなので、登場人物が悩み苦しんでこういう選択をする話が好きです。
これまでに悩み苦しんだのだから、ここで終わる展開で終わりで良いと思いますが、少しこの後の人生で苦しむ様子を見たい気もします。
花子くんの現在の話も好みなので、ワクワク読んでいますが、尚更、今後の展開が楽しみになっています。
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