2019年1月16日水曜日

色々な想いの変化が美しい【世界で一番悪い魔女】《1~6巻 感想》

タイトルと絵が凄く好みで読んでみたら、物語とキャラも素敵でした♪
魔法使いと、角のある動物の骨の生き物、魔角類ホラントラーが出てくるファンタジー作品。
悪名高い大魔女と、大学教授の話です。
《魔法社会を一変させる発見をして、追われている教授は、大魔女クインタにボディーガードを依頼します。
しかし、クインタは何やらワケ有りな様子で...!》
発見についても、概要すらなかなか明かされず、読者視点でも序盤は謎だらけで、凄くワクワクします。
また、この作品の一番の見所は登場人物達それぞれの心情の変化していく様子です。
秘密を抱える主役の二人は勿論、他のキャラクター達もそれぞれにいろんな想いを持っています。
それは、興味だったり、恋だったり、嫉妬だったり、友情だったり...。
物語が進むにつれ、それはグニャグニャと変化していくのですが、それが丁寧且つ多角的に描かれていて、引き込まれます。
恋愛の話が多いのですが、男性が恋に落ちていく様子や、年の差、同性愛の話などもあります。
他にも、恋愛に限らない嫉妬や家族の話もガッツリ描かれた幅広い意味の「愛」の話です。

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