2019年7月30日火曜日

相手を想う恋の話:性別「モナリザ」の君へ。《17話感想》

無性別の謎というか、他の無性別の人の話も出てきそうな、SFミステリっぽい展開になってしたけど、今回は白銀くんの問いがポイントです!


「ひなせが男になったら...」

普通のLBGTの話なら、ありがちなテーマだけど、性別が変化する世界なので、逆に新鮮!
今のしおりにとってのひなせは、女性に成りうる中性的な容姿だけど、違う容姿、例えば、より男性的な体格・性格になったとき、ひなせへの気持ちは変わるのか?

しおりの意見は理想論っぽくて、ありがちな考え方。

白銀くんの言い分の方が現実的だし、私も容姿は内面にも影響すると思います。
「男だから」「女だから」という理由で、恋愛になったりならなかったり、というのはたしかに薄っぺらい理由のようではあります。

でも、それは個々人のほんの一部だからこそ、他の理由も間接的に繋がっり、積み重なっていて、ちょっとやそっとでは解決出来ない問題です。

だから、しおりは「なってみないと分からない」のでしょう。
凄く恋愛っぽくて、ぐっと来たんですが、彼のひなせへの真剣な想いも表れているからこそ、ぐっと来るのだと思います。

「恋は下心、愛は真心」という漢字の形にかけた言葉があるように、愛に比べて自分勝手なように言われる恋も、愛とは違う形なりに、相手のことを想っているものなのです。

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