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菊地良さんが以前Twitterでされていた文体模写を、神田桂一さんと一緒に100人の作家さんでされたものです。
そして、田中圭一さんのイラスト模写的な挿絵、プロデュースの石黒謙吾さんも解説を文体模写で書かれています。
作家さんだけでなく、雑誌記事の模写など、いろんな文体で面白かったのですけれど、個人的には違和感もあります。
まず、海外の作家さんのものは、その作家さんの文体というより、翻訳者の方の文体になってしまうのではないかということです。原文を自身で翻訳されての模写なら、そうではないと思いますけれど、この本での模写は翻訳された作品に寄せてあるように感じました。
また、いくつかの模写には悪意というか、嫌味っぽい印象も感じます。
ご本人達の了承得てなら、全く嫌味でもないし、悪意もないとは思うのですけど...。
他にも、熱心なファンにすれば、不満が出るのではないかなぁ...というモノもありました。なので、[はじめに]にあるように、深く考えずに読むのが、ベストな作品だと思います。
続編も出ているようですが、どうしようかなぁ...。
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<追記:2018年9月に文庫版が刊行されるようです。>
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