2018年4月9日月曜日

デクくんと対称的な...【ヒロアカ 18巻 明るい未来】<感想&考察(ややネタバレ)>

サブタイの「明るい未来」に対して、扉絵のミリオ先輩とサーのツーショットが涙腺に来る...
ネタも満載(特にギャングオルカを含む、講習組)なんだけれど、全体的には、一見やや物足りなさもある巻でした。しかし、何度か読み返して、しっかり話が作り込まれてることに気づきました。
まず、デクくんと死柄木。
二人が対称的な存在なのは、明白だったけど、この八斎會編も実は少し似た状況でした。
デクくんは、オールマイトの後継者候補だったミリオ先輩と出会い、一緒に戦うも、先輩は戦いの中で個性を失い、学校を休学。
一方、死柄木は八斎會と手を組んでいましたが、そのリーダーの治崎の能力が「分解と再構築」。いわば、死柄木の能力の上位互換ともいえる力です。騒動後、死柄木達は治崎から両手を奪い、能力を使えなくします。
自分と似ていながらも上の存在に出会うも、退陣してしまうという展開は、二人とも同じです。
ただし、死柄木が力を奪ったのとは逆に、デクくんはワンフォーオールを譲ろうとしています。
きっと、これがヴィランとヒーローとしての二人の違いなのです。
この二人の対称的な行動は、凄く自然な流れで描かれていて、今後も真逆の方向に二人が成長していくことを感じさせます。
 
順調に進んでいくデクくんに対して、かっちゃんと轟くんの複雑な心境も暗に描かれています。この二人もデクくんと対称的な存在でしたものね...。
ただ彼らも彼らなりに成長していますから、今後もライバルでいてくれるのでしょう。
 
それに、かっちゃんは人気投票で、一位でしたし♪おめでとう!かっちゃん!!
上位10人は、A組ばかりなのですが、その中にオールマイトと心操くんが入ってました!
心操くん!!
本編では、ずっと出番ないのに!!!というか、体育祭の後、出てたっけ???
でも、彼もある意味、デクくんと似た存在なんですよね...。彼も再び活躍するんでしょうか。

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