2018年11月6日火曜日

ダークでメルヘンなこういうファンタジー待ってた!【ナイトメアの星屑】《感想(ネタバレ控えめ)》

帯に「ダークメルヘンの新星」というキャッチコピーがついていて、新人作家のおとさんの作品なのですが、凄く好きな作品でした!
 

「夢魔」と闘う「退魔師」というファンタジーな世界観、
夢というテーマ故のメルヘンさに、
可愛い画風で描かれる悪夢やトラウマ、そしてある伏線も込められたダークな物語...
本当に私好みです!
 
先日、LaLaを購入した際に掲載されていた最終回でこの作品を知ったので、結末は知っていたのですが、ネタバレしていると面白くないということもなかったです。
逆に、伏線を探したり、登場人物達の心情を想像するのが、楽しくて、ニヤニヤ読んじゃいました。
それでも、ネタバレ無しで読みたいという方は多いと思うので、ひとつだけで言わせてもらいます。
ネタバレが嫌なら、カバー裏は読後の方が良いです!!!
(カバー裏の他に柱コメや巻末漫画なども充実してて、
ホントに単行本買って良かったです!)
 
また、途中で何度か「歩く」という言葉が使われるのも私は好きです。
夢の話だけれど、その言葉があることで、人生を意識させられます。
他にも作者のメッセージがいろいろと込められた作品だと思います。
 
ただ、残念なことに話が短い...。
登場人物達は魅力的だし、物語の展開にも工夫があるし、メッセージ性もある作品なのですけれど、4話完結の単行本1冊なんです。
 
元は読み切りのネームだったそうで、それが1冊の単行本なっているのは凄いなぁと思うのですけれど、
せめて2巻や3巻があれば、師匠達の話や、最終回での真相までの登場人物達のいろんな心情も、もっとあったでしょうし、私としては「左手」の件だけでももう少し欲しかった...と贅沢ながら、物足りなさを感じました。
 
でも、だからこそ、今後の作品に期待大な作家さんでもあります!
のおと先生の次回作に期待してます!!!
応援してます!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿