2020年8月22日土曜日

少しの不安も…:もっけの箱庭【1巻 感想】

 草川為さんの新作。

今回もファンタジーですが、女性誌ではなく青年誌(ヤングキング アワーズ)連載です!
今までと雰囲気が違うのは、青年誌を意識して、絵柄も多少変えられているのでしょうか...

正直、買うかどうか迷いました...
今までの作風と変わっていたら、どうしようと...。

でも、不安を消し去る面白さでした!

何より凄いのが、登場人物の見せ方です。
主要メンバーの性格や過去が、適度に描かれることで、個性や魅力が際立っています。

また、意味深なモノや謎もいくつか出てきますが、それほど焦点は絞って描かれていないのも、この作品のオススメポイントです。
まだ、ミステリ要素が強くないので、短い話を何度も繰り返し読むタイプの人にも、とりあえず1巻だけ買うことをオススメもできます。

また、今回は庭木、植物がテーマになっています。
師匠の台詞に、過去作品のひとつ、「世界で一番悪い魔女」の時に、柱コメで作者が書かれていたミントの話を思い出すようなものを見つけて、ニヤニヤしました。

1巻では、植物の栽培等に関する話はそれほど多く書かれていませんでしたが、今後そういったことも多少描かれるといいなぁと思っています。

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