2017年9月7日木曜日

主人公にイライラする...【月夜に溺れる】(雑感(ややネタバレ))

シングルマザーの警察官が主人公、真下霧生の短編集です。でも、私はこの主人公が好きになれない...。
結婚して子どもがいるのに、仕事に疲れて、つい同僚と肉体関係を持っちゃった...って、どういうことよ!?!?ただの浮気じゃん?!?!警察官なら、もう少し自分に厳しくしてよ...
官舎で奥様方から「国賊」扱いされても、しょうがない気がする...。なのに、逆に「ビッチ」呼ばわりって...。ちょっと自分本意過ぎる...
1話目の「少しだけ想う、あなたを」の犯人の動機、「一時、羽目を外した大人をバカにする少女を許せなかった」の中にある、「頑張っていれば、羽目を外すことが許される」っていう考え方は、霧生の中にもあるんだな...って思った。この話には、犯罪者も警察官も大きな違いはないっていうメッセージも含まれていたのかも...?

2話目の「もし君にひとつだけ」は、1話目よりややコミカルで、少し霧生に親しみを感じる。(胸毛チラ見せの同僚が出てきたり、そんな同僚に全裸のクロッキー画を見られたり...。 「胸と子宮に電撃が走った」のは、ちょっと笑ったwww )
でも、いろいろと相変わらずなので、もっと子どもを大事にして欲しい...。自分の恋愛優先じゃないか...。フィクションだって分かってるけど、分かってるけれど、こんな親はヤダ...。

3話目の「こんど、翔んでみせろ」は、霧生の出番が結構減ります!そして、容疑者サイドの視点がぐっと増えます!犯人までの一捻りもちょっとドキドキします。
霧生は相変わらずというか、但馬さんを少しバカにしたような態度がムカつくwww但馬さんも好きなキャラじゃないけど、ベテランで歳上なんだから、もうちょっと敬語を使うとかしてよ!!まぁ、こんな人なんだから、この話のこのオチは当然よ!ざまぁみろ!!!w

表題と同じタイトルの4話目、「月夜に溺れる」。これが一番面白かった!これも容疑者サイドの視点が多くて、そっちのドラマにドキドキする...!ちょっと物足りなさもあるけど、ラストには少しほっとさせられる。
ただ、霧生にはイライラするけど...。聞き込みのときの演技とかがムカつくwww出来る警官ぶってるようで...。でも、男性の犯人のときには驚異的な感覚()で見つけるし、結果は残してるんだよねwww
あと、読み終わってから気づいたけど、全て援交がらみの話だった...。川崎って、こんなに援交の事件あるの...?!怖すぎ...

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