2018年10月6日土曜日

敵サイドがハッキリ描かれて【Infini-T Force 6巻】<感想(ネタバレ注意)>

タツノコ四大ヒーローの出てくるクロスオーバーなヒーローマンガ、第6巻です。
5巻からかなり間が空いたので、凄く楽しみにしていたんですけれど、正直少し物足りなかったです...。
ブライキングボスとキャシャーンくんの決戦はよかったです。
特に、最期の会話がよかったです。
ヒーローらしい選択だと思います。
巻末の「僕の名は。」はパロディ的なタイトルながら、そんなことはありません。
ここまで含めて、キャシャーンくん、もとい鉄也くんの話です!
ブライキングボスとの戦いで、彼の想いを明確に描かずに、雰囲気で表現されているのが好きです。
深みを感じるし、彼らしさのある描写だと思います。

また、黒幕Zの正体や狙いが明確になる巻でもあります。
きっと、アニメとマンガでエミのキャラが違うのも、この辺に理由があるでしょう。
どんな風にリンクしていくんでしょうか。
とは言いつつも、まだアニメ観てないので、早く見なきゃ!

<以下ネタバレ注意>

今回少し盛り上がりには欠けているように感じたのは、ブライキングボス戦が終わり、次の章へと向かう話だったからかなぁと思います。
それでも、敵のことがハッキリ見えてきて、今後の展開には期待が高まります。
黒幕のZがエミの(別の世界の)父親だったことや、この世界の父親が亡くなっていること、敵が一枚岩ではないこと(ダミアンが何か企んでいそう!)...。
また、ラジャ・カーンがパラベラムの死を悼む場面も好きです。
ラジャが、リンやダミアンとは違い、信念を持って、Z側についているキャラというのが、全面的に出ていて、今回ちょっと彼が好きになりました。
この作品は敵サイドの苦悩もこういう風に描かれているのが良いです!
でも、これまでの話からすると、パラベラムもブライキングボスもラジャ・カーンも、Zに世界を滅ぼされているようにも思えるのですけれど...。
とりあえず、次はベル・リンとジョージさんの話です。
恋愛要素が強めな話になることは間違いないのですが、どういう決着を迎えるのでしょうか...。
それに対するエミの反応と気になるところです。
今回、ケンさんとの遊園地デート(?)も、とても良かったけれど、リンとジョージさんの話の後、エミとヒーローの関係に変化はあらわれるのでしょうか...。

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