2021年7月23日金曜日

顔面びっちょびょになった...:ヴァニタスの手記【9巻 感想】

ヴァニタスの過去が少し明かされる回。
おかげで、涙と鼻水止まらなくて、大変だった...

蒼月の吸血鬼の方の“ヴァニタス”も登場します!
※ややこしいので、これ以降はヴァニタスの名付けた“ルーナ”という名前で書きます。
第一印象は、すっごく怖かった...。
肌が真っ黒に塗られていたから...
白黒の漫画でべったり真っ黒に塗られているということは、黒か青か赤の肌ということですよね。
名前や血の色から、青い肌を想像したので、怖かったんです...
黒い肌の人なら、現実にもいらっしゃるので、怖いなんて思わないんですけれど...

でも、すっっごく人間らしくて、魅力的なキャラクター!
家事壊滅的だし、拗ねるし、
優しく、おおらかで...
ルーナのことを母のいないヴァニタスが女性として見て、父のいないミーシャが『とうさん』というのは、胸に来るものがあります。

そして、ヴァニタスと父の話。
愛する妻の亡くなるきっかけとはいえ、そっくりな容姿のヴァニタスに対する複雑な想いを想像すると、堪らない気持ちでした...。

堪らない気持ちといえば、ノエのドミへの激重な感情にも堪えきれないものがあります。
ミーシャの血の記憶の描写も秀逸でしたが、ノエとヴァニタスのバトルシーンも彼らの想いを絶妙に描き出してていて、興奮せざるを得ません...

おまけやカバー下はコミカル強めでした!
...と思ったら、おまけにルイとドミとノエの子ども時代の話があって、胸にぶっ刺さりました...
ズルいし、さすがと言わざるをえない...

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