2017年8月14日月曜日

門田さんの言葉が素敵【折原臨也と、夕焼けを】<感想><ネタバレ控え目>

タイトル通り、臨也メインの話ですが、SH3巻の後に発売されているので、その後に読んだ方が良いかと思います。私は2巻の後に読んじゃいましたけど...。
合間に、臨也の知人の「供述」が挟まれてるんですが、私はそこが好きなので、この場では本編の展開にはあまり触れず、「供述」の視点から感想を書かせてもらいます。

「折原臨也と、夕焼けを」は、臨也の子どもっぽさが全面的に出た話だと感じました。
「供述」の中で、四木さんが臨也が子どもだと語っているのですが、確かに意識して読むと、そういう場面が多いのです。特に年長者である坐<そぞろ>さんとの会話のときには、若いというか、未熟というか、成長途中の若者という感じがうっすらと感じられます。
あと、門田さんの供述が私は好きです...
他の人のように、関わらない方がいいの一点張りではなく、自分から仲良くするように、愛するように、助けるようにと忠告したうえで、最後の「あいつだって人間なんだぞ」は凄く心に来ます...。
おそらく、臨也の子どもっぽさを感じた上での言葉ではないかと思います。門田さんが周りから慕われるのは、こういう風に考えることの出来る彼の優しい考え方からなんだろうなぁ...と、ちょっとしか出番のない彼の株が私の中で急上昇しました(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿