有名私立男子校での冬休みの寮での1週間を描いた話です。 聖書では、神様が世界を1週間で作ったとありますが、この作品の1週間もそれに匹敵するほどの濃密さだと感じます。
< 日中は男子学生らしく、ダラけたり、騒いだり...。そして夜には、飲み会と彼らの抱える闇を暴露...。 >
恩田陸作品の男子学生たちはホントに美しい...。まさに尊い...。
特に今作はいかにもモテそうな4人だった!真面目系ながら闇を抱えてたり、おおらかで気遣いができたり、感受性が強くて優しかったり、飄々とした天才だったり...。しかも、その彼らが『仲良し四人組』というわけではなかったところも、物語を面白くしていると思います。
文庫版だと、単行本時のあとがきと文庫版でのあとがきの両方が読めるので、文庫版をオススメします。
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