2018年1月28日日曜日

老いることを前向きに【おらおらでひとりいぐも】<感想>

第54回文藝賞と第158回芥川龍之介賞受賞作品です。
70代前半のおばあさんが主人公の話で、一人称視点のような三人称の語られます。東北弁が凄く多いですが、 声に出して読んでみると、意外と分かりました。
序盤は描写が丁寧過ぎて、読みづらかったのですが、中盤あたりからだんだん面白くなって行きます。自分と主人公に共通点を見つけて、私も老後はこんな風になるんだろうかと不安になったり、祖母のことを思い出して微笑ましく思ったりしました。
年配の方の思い出話よりも、もっと踏みこんだ部分のある話なので、読み終えた今は年をとることに少し前向きになれた気がしています。

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