2018年3月1日木曜日

タイトルの意味は...【硝子の魔術師】<感想(ややネタバレ注意)>

「紙の魔術師」の続編、シリーズとしては第2部になります。
恋愛要素も増し、友情要素も現れ、バトルもあったり、と第1部のときよりも、幅のある内容になっています。
しかし、1部を未読で読むのはオススメしません!劇中を通して、1部の出来事が主人公の心の中で大部分を占めているため、1部での話を知らないで読んでしまうと、いまいちピンと来ない場面が多くなってしいます。
またタイトル通り、硝子の魔術師をはじめ、紙以外の魔法の話も多く、ファンタジーとしても、幅広い話になっています。
ただ1部を既に読んだ人は、なぜ「硝子の魔術師」がタイトルになっているのか、 読みはじめてしばらく疑問に思うでしょう。この世界の魔法の設定を考えると、なぜ「硝子」に限定しているのだろうと私も不思議でした。しかし、読み進めると、誰を指しているのか分かります。そのうえで、第3部の「真実の魔術師」というタイトルは、とても内容が楽しみになる...と思っていたら、邦訳にあたっての原作者あとがきでそのことに触れられていました(笑)
もうすぐ発売なので、ワクワクして待ってます。そのうち、この作家さんの作品を原書で読み漁れるようになりたいなぁ...。

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