2018年3月14日水曜日

先人というには若いけれど...【うさぎとマツコの往復書簡】

整形などでも有名な作家の中村うさぎさんと、今や国民的有名タレントのマツコ・デラックスさんがお互いへ手紙を書くという形式で10年くらい前にサンデー毎日で連載されていた記事を纏めた本です。

最初は、うさぎさんが気ままに語って、それに対して、マツコさんが応じるように話題を合わせる印象でした。

でも、どんどん進むにつれ、会話のキャッチボールが激しく面白くなっていきます。議論が白熱したり、マツコさんが体調を崩したり、うさぎさんの消極的な本音が語られたり、マツコさんが体調を崩されたりします。

...マツコさん、この時期体調崩しまくりです...。

整形やホスト・買い物「狂い」で知られる作家さんと、インパクトのある重量感の女装家という、奇抜な二人の話ですが、私は凄く参考になりました!
お二人の話のテーマは、主に「人生」の意味や価値のような、誰もが1度は考えるであろうことです。
生きている中で、多くの人がぶち当たる悩みが語られています。

一見、奇抜に見えるお二人は自分達の「人生」を模索、探求した故であり、悩んだ証でもあるのです。
なので、語られる意見は共感出来るし、納得出来ます!
先人と言ってしまうには、まだまだお若いとは思いますが、お二人の意見は今までもこれからも人々が、抱えていく悩みの助けになるものだと感じました。

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