2017年12月10日日曜日

昔の漫画に傑作を見つけたかも!【銀曜日のおとぎばなし 1巻】<感想&紹介>

楽天koboの期間限定無料版で1巻が配信されてた作品の中で、タイトルが気になったので、読んでみたんですが、凄くよかった...。
毛皮商の息子ですが心優しい青年と小人<?>のお姫様の少女による、種族を越えたボーイミーツガールで、メルヘンなお話です! 初版発行が1983年と、昔の作品なので、絵のタッチも当時の雰囲気ですが、私は好きな感じの絵です。
でも、私がこの作品の一番好きなところは、敵を排除することを良しとしないところです。部族を守るためとはいえ毛皮商を殺すのを渋る村の人たちや、スコットへの想いから意地悪を言ってしまったクレアの心情などの描写から、勧善懲悪のような一辺倒なものとは異なる考え方を感じます。一方から見れば、悪いことでも、別の方向からそうでもなかったり、また、本人も悪いと分かっているけれど、いろんな気持ちが重なったうえで、ついしてしまったり...。
だから、危害を加えてくる敵だとしても、排除することで解決するのが最善ではない。また、他のことも、いろんな原因が重なっているんだから、よく考えて、最善を探すべきだ...というメッセージが込められているように私は感じました。
全6巻とそこまで長い作品ではないので、買おうかどうか、凄く迷い中です!1巻は12/18までは楽天koboにて、無料で読めるので、興味のある方は是非読んでみてください☆

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