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第一部では、その「能力」が目覚めるキッカケとなる災害が描かれます。
日本が舞台の小林泰三作品は、防災を喚起させるものが割りと多いと思います。
こういう風に、経験や偏見からの思い込みで、勘違いして、正しく理解出来ないことは、普通の生活の中でも多いのかもしれないと、少し反省もします...。
とはいえ、両親は男の子のことを理解してくれるのですが、その後、第二部でのある人物の登場で物語は急展開を見せます。
どういう事件が起きるのか、詳しくはここでは伏せますが、最後にどういうことがあったのか理解するのに、恥ずかしながら、私は1時間くらい悩みました(笑)
「時間」がキーワードなのですが、こういう話を読むと、相対性理論を発見したアインシュタイン先生の凄さを思いしります。
上手く説明は出来ないんですけど、あんまり「時間軸」にこだわらず、「視点」や「情報」に注目した、「先手必勝」や「後出しじゃんけん」のようなトリックなのだと思います。
(「先手必勝」と「後出しじゃんけん」は逆の意味ですけれどwww)
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